LESSON-2
ハワイ王国最後の女王
​リリウオカラニ
Lili‘uokalani

リリウオカラニ
1838年〜1917年 

ハワイ王国の女王。王国最後の王で、兄カラカウアの後を継いで即位するも、親米派のクーデターにより王位を追われた。民謡アロハオエの作者とされる。

 

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ハワイを統一したカメハメハ大王の後に直系の王がカメハメハ5世まで続いた王朝は、早逝した5世が後継者を指名していなかったことから選挙により新たな王が選ばれることになりました。そこで誕生した縁戚筋の6代目のルナリオ王、7代目のカラカウア王が続いた後、8代目の王としてカラカウア王の妹だったリリウオカラニが1891年に即位します。時は折しも米国がハワイを併合しようとしていた時代。ハワイ王国を守ろうと闘いましたが最後はイオラニ宮殿に幽閉され1世紀近く続いたその歴史の幕引き役となります。

アロハプログラムで学ぶ

リリウオカラニとハワイの関係を以下の講座で学びましょう!

講座名:リリウオカラニ  ▶︎ 読む

講座名:イオラニ宮殿  ▶︎ 読む

えとう教授の【観光学の視点】

アロハ・オエ【Aloha oe】

ハワイを代表する美しい歌『アロハ・オエ』の作者がリリオウカラニです。日本語で『わが愛をあなたに』を意味する歌詞の最初の部分は以下のようになっています。

 

雨が誇らしげに尾根を横切り

森の中を通り抜けていく
未だ開かぬ蕾を探しているかのように

山あいに咲くレフアの花よ


あなたにアロハ あなたにアロハ

木の陰に佇む心優しき人

去っていく前に

もう一度あなたを抱きしめよう

また会えるその時まで

この歌が作られた時期に関しては諸説があり、若い頃に妹の恋物語を歌ったというのが定説ですが、その歌詞の内容がクーデターによって幽閉された彼女の滅びゆく王国への惜別の思いと重なることからイオラニ宮殿で創作されたと紹介されることもあるようです。南国ハワイの穏やかなイメージに似合う美しいメロディの向こう側に眠っている悲しい歴史に思いを馳せてみていただきたい名曲です。

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