LESSON-4
伝説のサーファー
デューク​・カハナモク
Duke Kahanamoku

デューク・カハナモク
1890年〜1968年 

「現代サーフィンの父」と呼ばれるネイティブハワイアン。1912年のストックホルム五輪に米国の水泳選手代表として出場し金メダルを獲得。水泳とサーフィンの普及に尽力。ワイキキビーチに等身大の銅像が建っている。
 

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ワイキキビーチを訪れるとその中心地にビーチを背にして両手を広げて旅人を迎えるひとりの身長185cmの巨大な銅像が建ちランドマークとなっています。20世紀初頭に先住ハワイアンのヒーローとして世界中に知られたこの人物の名はデューク・カハナモク。幼少期からワイキキビーチで泳ぎサーフィンを親しんだ彼は1912年のストックホルム五輪の100m自由形とリレーで金メダルを獲得。開催中止となった1916年のベルリン大会をはさんで1920年、1924年の五輪でもメダルを獲りました。

アロハプログラムで学ぶ

ダニエル・イノウエとハワイの関係を以下の講座で学びましょう!

講座名:現代サーフィンの父、デューク  ▶︎ 読む

講座名:サーフィン  ▶︎ 読む

えとう教授の【観光学の視点】

19世紀ハワイは西洋諸国の進出によりグローバル社会に組み込まれると同時に、固有の民族文化が危機にさらされる苦難の時代となりました。外部との接触がなく免疫のなかった島に西洋から病気が持ち込まれたことによってキャプテンクックが発見した頃に30万人以上いたとされる先住ハワイアンが19世紀後半には5万人程度にまで激減してしまいました。また、ハワイアンの民族的な精神の支柱であり信仰と深く関わっていた「フラ」を西洋からやってきた宣教師が禁止したことにより先住民文化が衰退する深刻な時代を迎えていました。それらの結果として1893年にハワイ王国が崩壊し20世紀を迎えますが、そこに登場したのがデューク・カハナモク。水泳選手としてハワイの存在を世界に知らしめると同時に、ハワイの古代神話にも登場するサーフィンという文化をスポーツとして普及させた功績は誇らしいものです。

そんなサーフィンが2020年の東京オリンピックで正式競技となります。ハワイの伝統文化がスポーツとして進化しオリンピック競技となったことをデュークが知ったらさぞ喜ぶことでしょう。

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