LESSON-1
『宝島』の冒険小説家
​RLスティーブンソン
Robert Louis Stevenson

ロバート・ルイス・スティーヴンソン
1850年〜1894年 

イギリスの小説家。スコットランドのエジンバラで灯台技師の子として生まれた。幼少のときから病弱で,大学卒業後は転地療養のためヨーロッパ各地を放浪旅行し,その体験を紀行文やエッセーに書いた。
代表作:『宝島』『ジキル博士とハイド氏』



 

デジタル大辞泉©Heibonsha Inc.

大西洋の孤島を舞台に海賊が隠した財宝を巡って少年と仲間が冒険を繰り広げる海洋冒険小説『宝島』。少年少女時代に書籍や映画でこの作品に触れたことのある人は多いはず。そんな活劇の作者であるスティーブンソンが病弱であったことに驚かれるかもしれません。幼少から結核を病んで各地への転地療養を求められた彼は健康のために良い環境であった太平洋の島々を気に入り幾つかの島を訪れ晩年をサモア諸島のウポル島で過ごしました。そんなスティーブンソンの軌跡がハワイ王朝の歴史と密接に関わるかたちでオアフ島に残っています。

アロハプログラムで学ぶ

スティーブンソンとハワイの関係を以下の講座で学びましょう!

講座名:18世紀から現代の年表  ▶︎ 読む

講座名:カイウラニ王女  ▶︎ 読む

えとう教授の【観光学の視点】

事実は小説よりも奇なり

「世の中の出来事は時に創作された小説よりも不思議であったりドラマティックであったりする」という英国詩人の言葉ですが、ロバート・ルイス・スティーブンソンの生涯にはまさにそんなイメージがあります。太平洋上の転地療養中に訪れたハワイで王朝の人々と親交を深め美しいカイウラニ王女に大きな影響を与えることになりました。

太平洋を舞台にした冒険小説には様々な作品が残っていますが、日本人作家による日本人を主人公とする物語でハワイが登場する作品があるのをご存知ですか?

『ジョン万次郎漂流記』/井伏鱒二

土佐の貧しい漁師5人が遭難し漂流の果てに無人島に上陸。そこに現れたアメリカの捕鯨船に助けられハワイへ送られるが最年少の万次郎だけがアメリカ本土へ渡って文明高教育を受け、後に明治維新で収容な役割を果たす…

数奇な人生を生きた少年を描く​小説とはいえ、題材となった万次郎の体験は実際に起こった出来事ですから、まさに「事実は小説よりも奇なり」です。そしてそこに登場するのが当時は王国だったハワイというのも魅力的なストーリーです。

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