LESSON-4
世界とハワイ
【21世紀】​

ハワイを旅しているとアメリカ国旗と並べてもうひとつの旗が掲げられている光景をよく見かけますが、これはハワイ州旗です。アメリカ合衆国を構成する50の州はそれぞれ州旗を持っていますがハワイ州旗のデザインは米国に併合される前のハワイ王国から共和国、準州時代を経てから現在まで変わっていない特別な事例です。ユニオンジャックは大英帝国の影響下にあった時代の名残で、白・赤・青の横縞は8つの島を指しています。ハワイ王朝ゆかりの場所では単独でこの旗が掲げられていることがありますが、そこでは州旗というよりも今はなき王国の国旗の意味合いが強くなるようです。

アロハプログラムで学ぶ

日本とハワイの関係を以下の講座で学びましょう!

講座名:ハワイ州について  ▶︎ 読む

講座名:ハワイ王国の紋章  ▶︎ 読む

えとう教授の【観光学の視点】

世界地図を見れば太平洋の真ん中に浮かぶハワイの島々がいかに諸外国から距離的に離れているかがよくわかります。テクノロジーと航空技術の発展で今や地球上に私たちが知らない未知なる国は存在しませんが、18世紀後半に英国人探検家のキャプテン・クックが発見するまではハワイという豊かな自然の中に固有の文明が栄え、独自の文化や芸術を持っていたことを世界の人々が知らなかったという史実だけでも魅力的です。

観光活動最大の意義は日常生活の中では知り得ない「世界」を知ることにあります。あまりにもたくさんの日本人がハワイを訪れているので、旅行業界でも最も多くの情報に恵まれているのがハワイと言われますが、おそらく紹介されているのは一面的な部分。そこには日本人観光客が触れていない、気付いていない様々な魅力が眠っています。歴数奇な運命によって現代におけるハワイはアメリカ合衆国の一州ですが、歴史を遡れば世界から独立して長い時間を重ねてきた孤高なる独立国でした。

アメリカの中のハワイではなく、かつて存在したハワイ王国やその前の時代のオールドハワイを訪れてみよう…そんな思いで旅する人の前に本物の「世界」が見えてくるはずです。

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